11 mars 2001

日本語って、ナウ

 我々が日頃何気なく読み書きしている日本語も、よその国の人たちにとってはとんでもなくエキゾチックに映るらしい。去年旅したフランスでも「愛」「東京製」などといったロゴの大書された上着やボトムが、あんまり勉強できなそーな中高生の間で流行していた。

 そして先日旅したタイはさらに日本語ロゴが流行りであった。これも十代の少年少女を中心に、Tシャツやジャンパーにでかでかとプリントされたものを着ているのを頻繁に見かけた。

しかし、その内容は、腰の抜けるようなダダイズムであった。以下はわたしが実際街中で目撃したものである。

 まずは、本来日本で使用されていたものをリサイクルしてるんではないかとさえ思うもの。

「調布三 陸上競技部」
「阪急電車」
「農協」

 次に、ややポップな雰囲気ながら充分ダダなもの。

「ハムちゃんにとっとこう」
「交換にっき」
「街の冬服」
「静かにしてよ」

 そして、すでに意味性の崩壊したもの。

「ブで行こう」
「ぼびずずざ」

ブって何だ。交通機関か。

 さらには、かなりヤバいのもあった。

清は○シ(言語障害者を指す放送禁止用語)」

どれもこれも、いったいどこから写してきたんだとフシギになるが、ちなみに「こげぱん」のキャラクターも流行っていた。

 しかしこうして笑ってはいるが、我が国でよく見かけるわけわからん英語ロゴも似たようなものではなかろうか。タイのヘンなロゴ入りTシャツはいかにも安っぽい品なのだが、マジメな商品にもヘンな英文を印刷する我が国のほうがおマヌケ度は高いのではないかと、ふと恥ずかしい思いがした。

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