30 juillet 2006

Rendezvous in Rio / Michael Franks

 マイケル・フランクスといえば、わたしにとって巨人大鵬玉子焼き級(←喩えが古い)の、ジャンルを越えた御贔屓アーティストであり、海外に旅に出るときはかならずマイベストを編集して持ってくくらいですが、前作前々作となんだかグッとこないアルバムが続き、とりわけ前作では「ああ、とうとうこの人もディナーショーの人になってしまったか。」と嘆息しておりました。

 しかしたった今届いた2年ぶり(と言ってもここ11年で3枚目)の新譜はどうだ。1曲目のボサナンバーが流れはじめた刹那に「キタキタキター」とコブシにぎりしめました。
 以下、ブラジル風味とジャジーさとAOR風味、そして緻密さとユルさがほどよく調和したコンポジションとアレンジ、演奏。これはもう、90年代の侘び寂び3部作(「Blue pacific」「Dragonfly summer」「Abandoned garden」をわたしは勝手にこう呼んで愛聴しておる)以来の大傑作ではありませんか。
 もちろんあの脱力ヴォイスは不滅。曲はもはや「今までのアルバムのどっかで聴いたことある」感じですが、ファンとしてはいいんですそれで。

 よし今年の夏はこの人とピーノ・ダニエーレでAOR祭りだ。
 実はいまは80年代で、今年はじめにタイの女子高生が預言したようにわたしは実はいま20代なのだ。もういちどだけ「Long hot summer」をオレは全身で受け止める。アロハシャツの第二ボタンまで外して迎えに行くぜベイベー.

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