18 novembre 2007

New york blue / Valerie Joyce



 ヨーロッパのたそがれ系ジャズばかり聴いてるわたしですが、アメリカにもいい感じにたそがれてるシンガー発見。日本人のハーフで横浜育ちだそうな。
Luciana Souzaに通じるようなスモーキーかつスムースなヴォイスにまず心鷲づかみ。声の成分の半分が吐息というか、そんな感じに聞こえる深みのある繊細な歌声です。
バックもピアノアレンジが欧州たそがれ系に通じるコード、ヴォイシングで、メジャー調の曲にも枯葉舞うような憂愁を吹き込んでいてよいです。

 
こ の2ndアルバムの他2作も同傾向で、優劣つけがたい。新作のバート・バカラックカヴァー集なんて、ともすればありきたりで陳腐なヴォーカルアルバムに なってしまいがちですが、これがまたたそがれ系リハモナイズされたバックと繊細な歌で、これまで誰も演ったことのないようなバカラックを聴かせてくれま す。

1stの「Moon and sand」、2nd の「Bluein green」「It's easy to remember」、3rdの「House is not a home」などは、わたしがジャズヴォーカルものに求めているものすべてが込められている気がして感無量でした。この人に限らず、いいシンガーというのは 歌詞の味わいを心の奥にじわじわ浸透させる力を感じます。

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