9 décembre 2010

Combat des sens / Ame Strong

 ( 2010.12 動画と追記を加えますた)

フランス人というのは、アメリカのブラックミュージックのカッコいい部分をリスナーの視点から抽出して再生産する才に長けているらしく、そこにフランス的エスプリを加えたメロウでいやらしいソウル風ポップスが多くあります。

この男女デュオも’96年にそんなアルバムを作った中のひとつで、バックは打ち込みやサンプリングを多用しながらも、アナログシンセやエレピが前面に目立 ち、70年代Soul、Discoから80年代FunkまでのOrganicなGrooveを感じさせるつくりになっています(イギリスのLoose Endsを思い出す)。

加えてジャケ写から明らかなように、このヴォーカルのねいちゃんとバックトラック担当の黒人男はデキている。ハスキーで けだるいフランス語のヴォーカルはあくまでいやらしく、バックで「plus fort....encore(もっと強く、もっと...)」とか喘ぎ声が流れた末にすすり泣きに変わる⑦とか、電話での別れ話(電話で済まそうとする男 と、最後に一目会ってとぐしぐし泣きながらあがく女)が流れる⑮とか、密室の睦みごとを覗いているようなネバネバ感は、デキてる男女にしか作りえない演出 でしょう。やはり男たるもの、すすり泣かすぐらいでなければいけません。

楽曲はどれも、いにしえの「ブラコン:Black-contemporary」という呼び名がぴったりくるメロ ウでズビズビな佳曲ぞろいで、買ってから10年近くたつ今も飽きることなく愛聴している一枚であります。このデュオはアルバム一枚で消えてしまったようで 残念ですが、フレンチ・ソウルの湿っぽさとmellownessを味見したい方にイチオシ。

余談ですが、こないだダイソーに入ったら店内のBGMで⑧が流れていてたまげました(たぶん有線)。さすがにダイソーで100円では買えませんが、ときどき中古盤屋の500均コーナーとかで見かけるので、見つけたらぜひ.           (2005.5.17)

その後YoutubeでPVがあがってました。感激!



追記
Youtubeのコメント欄に、「シンガーのPascale Hospitalは2005年1月に逝去」との書き込みあり。なんとも...
その直前に下の新曲を録音していたようです。かえすがえす残念。
わたしの煩悩をいろどってくれたソSoulsistaの冥福を祈りたい。

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