23 février 2016

2002 冬のフランス DAY5 - 7

DAY5   アンボワーズ~ロシュ Amboise - Loches くもり 

 アンボワーズにも綺麗なお城があり、それを取り巻く街並みもいにしえの風情が漂う。
 ひととき街をそぞろ歩いた後、市街を抜けアンボワーズの森に沿って走っていく。やがてシュノンソー着。シュノンソー城もロワール地方きっての壮麗なつくりでシーズンには観光バスが押しかけるところだが、この季節はさすがに閑散としている。近くの土産屋には「民芸品・おみやげ」と日本語で大書した看板が出ていてびっくり。城は外部からは見えない。内部見学するまでもないやと素通りしたので写真なし(画像はイメージです)


 小川に沿った静かで心地よい道から見晴らしの良い丘の上の道へ。北海道か葉祥明かといった感じの風景のなかを行く。やがて丘を下ってアンドル川沿いの道をたどる。やがて小高い丘に城砦を頂くロシュの町が見えてくる。
 広場に面したホテルに投宿。梁とかを昔っぽくしてあるレトロ調のステキな部屋。
アンボワーズ城


宿の名前は失念。2008年のストリートビューではホテルは営業しておらずピザ屋になっている
欧州の宿の冬はセントラルヒーティングががんがん効いてるので半袖で過ごせる



DAY6   ロシュからトゥール Loches- Tours 晴れ 
 宿が面している広場ではマルシェが開かれている。野菜やらパンやらチーズやら、近所の農家の人たちが持ち寄ったいかにも手作り風の品々やらを並べた屋台が軒を連ねる。なにやらカビに覆われて半年放置したう◯このような物体を並べている店があり何事かと思いよく見ればそれはチーズであった。

 ロシュも中世の面影を残す美しい町。13世紀から16世紀までフランス王の住居であった城とその周辺をそぞろ歩く。



10世紀創立、ロマネスク様式の聖ウール (St.Ours) 教会。
戸口にはデフォルメされた動物や怪物の彫刻がたくさん施されており漫画っぽくて興味深い。

腹出しダンス野郎、逆立ち野郎など中世のお調子者たち
 

 昨日までのどんよりした空は冗談であったかのような晴天の下、今日は支流アンドル川に沿って走る。平坦で静かで気持のいい田舎道である。ネムタゲな村をいくつか過ぎるとコルメリの町。
 ここから上り坂をあがりきると丘の上に出て、畑の中見晴らしの良い一本道の気持ちよいライディングとなる。やがて丘を下ってヴェイニェへ。

 このまま川沿いに走りつづけたいところだが今日は土曜日。フランスでは日曜日は店という店はすべて休みである。土曜に油断すると翌日飯も食えず酒も飲めないという悲惨な目にあう。それでも大きな街では開いている店もあるので(ほとんど午前中だけ)、ルートをそれて北に向かい、人口20万の大都市トゥールで日曜日をやり過ごすことにする。

 ヴェイニェの街外れの川ではカヌーの練習をしている一団がいた。真冬に自転車で旅するわたしもクレイジーだが彼らはもっとクレイジーである。
 クレイジーたちをあとにトゥール市内に向かう一級国道に入る。出発以来県道・農道クラスの道ばかり走ってきたのでクルマの多さにびびる。もっとも路肩に自転車専用レーンがあるのでさほど身の危険は感じないのだが。
 街が近づくにつれ沿道には中古車屋やホームセンターのたぐいが並ぶ面白くも何ともない風景となる。仙台でR4を走っている気分だ。そのうち「幸楽苑」や「めしのはんだや」も見えてきて(うそ)、首都高のジャンクションのようなすごいとこに突入し(それでも自転車レーンはついている)「なんだなんだ、どうなるんだ俺は」と狼狽しているうちトゥール市街に到着。

DAY7  トゥール 雨 

 朝から雨だが今日は休養日だからいいや。店が開いてるうちに買出しを済ませ、マクドナルドでビッグマックなど買い込み、ホテルでぼーっとテレビみながら食っちゃ寝し、全面的に弛緩する。
 前日の土曜日の夕方、繁華街はえらい人出だった。フランス人は買い物やデートなど建設的な用事は土曜日に済ませ、日曜日はとにかくデレデレするのだろう。日曜の朝テレビをつけてもやっているのはどこも子供向けアニメばかりである。オトナはこの時間、ベッドの中でカフェオレなどすすりつつ耳元で睦み事を囁き合いウフフなどと笑いつつ、何やらモゾモゾ、ゴソゴソしているに違いない。ダメだフランス人、日曜の朝は「時事放談」を見て政治について考えろ。


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