19 janvier 2017

Di canzone in canzone / Alunni Del Sole

 70年代にイタリアーノなアモーレに溢れたアルバムをあまた残したこのバンドも82年のアルバムを最後に休止(ここまでの10枚の作品は一昨年BOXとしてまとめてCD化)、長い沈黙ののち92年にマイナーレーベルから出たもののあえなく廃盤になり歴史に埋もれていた幻のアルバムがこれです。ファン歴30数年のわたしも未聴でしたがついに初CD化。

 もちろん全曲リーダーでシンガーのパオロ・モレッリが書いていますが、これまでの作品と違うのはアレンジとプロデュース。シンセによるオーケストレーションは(生オケ使う予算がなかったのかもしれないけど)AOR風の味わいさえ感じさせるメロウなもので、ファビオ・コンカートとかが歌ってもおかしくないぐらいのカッコよさ。過去のアルバムのくっさいプログレッシヴ演歌もいいですがアルンニのまた違った良さみが最後のアルバムで開花したと言えましょう。

 アルンニはその後96年に過去の楽曲を打ち込みをバックに歌ったセルフカヴァーアルバム「Amore che non finira」を発表。過去の曲はオケ入り+生バンドだったオリジナルの情緒をぶち壊すダメさでしたが2曲の新曲だけはすばらしかった。その後再び長い時を経て2005年に若手メンバーを加えた新作+再度のセルフカヴァー2枚組復活作「Risalire il tempo」、続編と言える2013年「La storia... il tempo」を出しますが同年パオロが急逝。ついに第二の活動期が来たかと思った矢先のことで残念でなりません。この初CD化は天国のパオロ親父からの粋なプレゼントと申せましょう。今ふたたびマエストロに合掌。

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