Toma! Ketama! / Ketama


ネットラジオで聴いてオオこれは!と思って買ってみたスペインのグループ。20年以上のキャリアを持つ、あちらでは大御所だ。これは2000年作。

どんなのかというと、フラメンコAOR。なんのこっちゃと思われるかもしれないが、1曲目からやたらカッコいいのである。いままでラテンなんか興味なかったわたしも、ブラジルMPBに通じる熱さとサウダーヂをもろに感じてぐいぐい引き込まれた。

ラテン、それはクサい。クサいんだけど陳腐になりそうなぎりぎりのところで突如洗練されたメロウネスが香る。おいおいそんなとこでトライアド使っちゃクサいだろ、と思ってるといつのまにかサウダーヂ。パーカッションやフラメンコギターのアーシーな風味とソフィストケイトされまくった楽曲とアレンジ。このバランス感覚がヨーロッパ最ラテン民族の持ち味だろうか。

とにかく、いいです。全曲テンション高すぎ。ブラジル者のみなさんにもおすすめ。どのくらいお勧めかというと、1曲カエターノ・ヴェローゾが参加して歌ってますし、ジャヴァンのカヴァーもやってます。

では1曲ドゾー Mienteme

ジャヴァンのFlor de lys.

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