Liisi Koikson ja Vaikne Esmaspäev

こんにちのエストニアジャズ/ポップス界のトップシンガー (1983生)。
 これまで7枚のアルバムを出す傍ら、ミュージカルや女優業でも活躍してきたそうな。
 初期は割と凡庸なポップスを英語で歌っていたようですが、最近ではエストニア語で歌うようになるとともに落ち着いた欧州テイストを加えてきています。

 2012年暮れに出たばかりの最新作がこれ。
 「quiet monday」という意味のVaikne Esmaspäevなるバンド/プロジェクトとの共演盤という形になっており、弦楽四重奏とコーラスまでフィーチュアした意欲作。
 本人が「北部ヨーロッパのクラシック、そしてエストニアの伝統音楽にも影響された」と語るように、ジャズにととまらずジャンルを超えたプログレッシヴなつくりになっています。さもありなん、楽曲はエストニア国立劇場の音楽監督であるArdo Ran Varresという人によるもの。
 欧州もの、女性ヴォーカルものが好きな向きに広くおすすめ。

 アルバムの曲から。レコーディングの陣容フル出場のスタジオライヴ。



 CDbabyでダウンロード購入可。試聴もできます。(muusika24にもあるけどやや高い)

 去年からロンドンに滞在しているという彼女の最新インタビュー(eng)を見つけました。生い立ちから音楽的影響までいろいろと。
 Liisi はまた、エストニアン・トラッドとジャズを融合させたプロジェクト、Elletuseのリードシンガーでもあります。そちらのほうもすばらしいのでそのうち書く予定。

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