Õhtu rannal, Valter Ojakäär / Liisi Koikson & Raivo Tafenau Band (2013)



 以前取り上げたシンガー、リーシ・コイクソンと、エストニアのトップサクソフォニスト、ライヴォ・タフェナウの連名アルバム。
エストニアジャズシーンの長老、Valter Ojakäär (sax) の90歳の誕生日を祝して彼に捧げたアルバムとのこと。

ギターで参加してるのがHelletused→Elletuseの仕掛人Paul Daniel なところがミソで、全体に漂うジャズボッサ的なムードに酔いしれていると、微妙にエストニアントラッドの香り漂う哀愁ナンバーにハッとさせられたり、しまいにはタフェナウ自らアコーディオンに持ち替えてフォーキーな世界に突入してしまったり。ジャズと伝統音楽が表裏一体、カツ丼のカツとお米のように共存するエストニア音楽の醍醐味と言えましょう。

 残念ながら音源は見当たらず。

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