Urban Folktales / Jazz Bigband Graz

オーストリア航空の機内ジャズチャンネルがなんかすごかった件②

   オーストリア第2の都市グラーツを拠点とするビッグバンドで、過去にはカート・エリングやTake6とも共演しているようです。
 しかしこの作品は通常のビックバンドのフォーマットとは大きく異なる音で、アーバンのフォークテイルのタイトル通り、ハーディーガーディーが唸りHedningarnaですかと身構える1曲めに続き、テオ・ブレックマンがドイツ語で歌い、ヴェルネリ・ポホヨラ(tp)も加わる2曲目は陰鬱な美しさに満ちた雰囲気のプログレ。かと思えばグエン・レがロックなプレイで圧倒するオズリック・テンタクルズのようなスペーシー・サイケなナンバーで宇宙に飛んだり、その後もアフリカ人シンガーが無双する「アフリカの夢」で音の世界一周ですかジャズフォークプログレエレクトロニクス何でもありのいかにもACTらしい音と言えましょう。

 3曲目の宇宙な曲のライヴ。グエン・レは欠席で代わりにソロパートはシンセのおじさんがぎゅいんぎゅいんいわせてます。

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