Jenny e la bambola / Gli Alunni del Sole

【Spotify, Apple music で聴けるようになった記念】
 古今のイタリアの美メロぷっぷす(←打ち間違えたけど面白いのでそのままにしとく)でうひうひ言ってるわたしですが、原点がイ・プーとこのアルンニ・デル・ソーレ。
 イタリアの大阪・ナポリ出身とあって、曲によってはライオン奥様劇場になってしまうこともある曲やアレンジのくっさいコテコテぶりは、聴き終わると髪の毛がチーズとオリーブオイル臭くなったり、鼻からパスタが出たりするという(うそ)ほどです。あまりの臭さにイタリア好きからもあまり評価されないバンドですが、Bottega dell'ArteやIl Giardino Del Sempliciといった類似バンドは薄味すぎて萌えないという、わたしのような変態ファンもいます。
3rdアルバムはトータルな造りとインストパートのプログレさでわりと世間の評価も高い。もちろんわたし的には最高作。
 メジャー調の曲でもそこはかとない「遠い目」感が漂うのがこのバンドの持ち味ですが、このアルバムで突出して気合が入っているバンドの演奏と、このうえなく美しいオーケストラに支えられて、A面1曲目からこれでもかといわんばかりの哀愁美メロの応酬。
 トータルな物語が終わったあとにアルバムを締めくくるウルトラ名曲「Un altra poesia」もイタリア演歌史上に残る名曲。
 動くデルソレとは、ありがたい時代になったものだ(でももちろんRAI名物口パク)。
 それにしてもベーシストのネクタイの結び目のでかさよ。

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