La solution / Salt

 90年代のフランスは、米国ブラックミュージックを土台にカリブやアフリカなどのフランス語圏の音楽のスパイスを効かせた、こういうコスモポリタンな音がわさわさ鳴っててたいへんに面白かったのだけれど、いつの間にか消えていってしまった。2014年作のこのアルバムはその頃の味を思い出させてくれるよき音づくり。

カリブとマダガスカルの血を引く女性シンガーと生音バンド。
歌詞は仏語にクレオール語に英語、しまいにはマダガスカル語とまさにコスモポリタン。
時折鳴るオルガンがセシボーンです。
まあ作るほうも聴くほうも何時まで経ってもシャーデーが好きってことだ。

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